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サンゴ辞典 2
56カメノコキクメイシ属
《生態ーカメノコキクメイシ属の世界へようこそ!》
以下、カメノコキクメイシ属の説明を共通で引用しています。
変体が多い事から1991年までは、カメノコキクメイシ属全般が色んな種に
フラフラ分類されていました(現在もですが)。先ずは、それぞれの特徴をちょっと整理してみます。
◎マルカメノコキクメイシ
莢(きょう)の峰が突起であり、サンゴ体の径7~12mm、10cm程度の小群体な事。
◎オオカメノコキクメイシ
サンゴ体の径10~20mm、莢内への落ち込みが角張ってすぼむ事。
◎パリカメノコキクメイシ
莢の峰が平らである事。峰が丸いものもあるが、パリの環が小さい事。
◎カメノコキクメイシ
サンゴ体の形状は最も似ますが、サンゴ体の径が8~13mm、表面がスムースな事。
以上から、おおよその区別がつきます。
飼育難易度としては易しい方だと思いますので、横着しなければ長期飼育が望めるサンゴです。が、ズバリ「丈夫で★になりにくいけど、逆に回復の速度も緩やか」って感じなので、なるべく傷まないようにしてあげてほしいです。
キクメイシ科全般に言える事ですが、骨密度が高くハナガササンゴ同様、骨格が大変重いサンゴです。また、カルシウムリアクターを導入しても、ミドリイシのような成長の早さは望めません。かと云って要らない訳ではないのです。じっくり骨を形成するタイプなのでリアクターはむしろあったに越したことはないです。
成長が遅いと書きましたが、意外と大食漢です。先ずは痩せないようにするのが先決。面倒でも夜間に照明電源OFFし、触手を伸ばしてきた所で給餌です。警戒心が強く普通、明るいうちは触手を伸ばしませんし、最初はなかなか食べてくれません。気長に取り組んで下さい。慣れれば明るくっても触手を伸ばして捕食する事もあります。
注意点は毒性が高い事。攻撃用の長~い触手を伸ばす事がありますので
レイアウトの際は、段差をつける等して近隣サンゴが溶かされない様に注意して下さい。また、ドーム状の骨格を持つ本種はお魚や貝が同居しているとよく転がってしまうのでしっかりと固着出来るようにしてあげてください。
《飼育》
◎水質
清浄な水に越した事はありませんが、要求はそんなにうるさくないです。許容レンジは広めです。
◎照明
超浅場に生息する為、本来は強い光にも耐えられるようですが、あえて強い光は要求しないようです。照射時間は長めを好みます。
◎水流
弱い水流を好むと言われますが、生息地を考慮しながら中程度は必要かと思います。形状によってはデトリタスが溜まりやすくなるので、最低でもその点は注意が必要です。
◎給餌
照明をOFFにし、しばらく経ってから、細かく砕いた動物質のフードをスポイドで優しく・少量ずつ吹きかけてあげると良いようです。週に2度くらいが目安かと思います。小まめな天然海水での換水なら、給餌の量を減らしても大丈夫そうです。
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《和名》
オオカメノコキクメイシ
《学名》Favites flexuosa (Dana,1846)
ファヴィーテッス・フラックスオーザ (ダナ,1846)
《分類》刺胞動物門>花虫綱>六放サンゴ亜綱>イシサンゴ目>キクメイシ亜目>キクメイシ科>カメノコキクメイシ属
《その他の区分》好日性サンゴ・ハードコーラル
《サンゴ体の径》約10~20mm
《生息場所》礁地内の浅所

《特徴》
被覆状ないし塊状の群体で、口盤(こうばん)は白・赤・緑色など様々なカラーバリエーションがあります。本種はきれいな亀甲状の大きな莢(きょう)を持つ特徴的な種です。また上述しましたが、サンゴ体の径10~20mmと非常に大きく、莢内への落ち込みが角張ってすぼむ事で、カメノコキクメイシ属の中では特徴的で分かりやすいサンゴ種です。

莢壁(きょうへき)状にはかなり大きなトゲがありますが、左右に薄く且つ密に並ぶので、掌で押さえてもオオトゲサンゴ属の様にはチクチクしません。似る事もあるヒラダオオトゲキクメイシ(オオトゲサンゴ属)は莢が本種の様に深くならないのと、莢壁上のトゲがはるかに荒いとで容易に区別出来ます。カメノコ(ウ)イシは異名です。

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《和名》
マルカメノコキクメイシ
《学名》Favites halicora (Ehrenberg,1834)
ファヴィーテッス・アリコーラ (エーレンバーグ,1834)
《分類》刺胞動物門>花虫綱>六放サンゴ亜綱>イシサンゴ目>キクメイシ亜目>キクメイシ科>カメノコキクメイシ属
《その他の区分》好日性サンゴ・ハードコーラル
《サンゴ体の径》約7~12mm
《生息場所》礁地内の浅所

《特徴》
カメノコキクメイシによく似て、莢(きょう)内も滑らかな輪郭を持ちますが、サンゴ体は遙かに丸みが強いので区別出来ます。ポリプを萎ませた時、莢内にはパリの輪が見えませんので、パリカメノコキクメイシと容易に区別出来ます。普通は塊状で基盤を被覆し、ポリプが様々な方向を向き、大きさもマチマチですので、表面は凹凸になり不規則な群体になります。

また、本種もカメノコキクメイシ同様、ピーク(頂上)を持った突起をしばしば出す事があります。その頂部では3個程度のサンゴ体が背中合わせのピークを作る事もあり、より複雑な外形をしたものも見かけます。150mm程度までの小群体で、あまり大きくには増えません。

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