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サンゴ辞典 3
Heterodactyla属
《和名》 ミノイソギンチャク
《学名》Heterodactyla hemprichii Ehrenberg, 1834
エテロダクティーラ・エンペレキー・エーレンバーグ,1834
《分類》刺胞動物門>花虫綱>六放サンゴ亜綱>イソギンチャク目>ケイトウイソギンチャク科>Heterodactyla(属)
《その他の区分》好日性・共生関係にある動物:イソギンチャクエビなどのテナガエビ科・クマノミ種
《触手環》最大Φ300mm前後
《生息場所》サンゴ礁域〜紀伊半島の岩礁地帯・水深3~10m

《特徴》
口盤(こうばん)は円盤状で、周縁部に向けて女性のギャザー・スカートのように裾が広がります。その大部分が樹状分岐した繊細な褐色の触手に覆われており、口盤は時として鮮やかな別色となる事もあります。また口盤周縁のすぐ内側にでのブドウの房状の触手があり、この触手は「粘着触手」と呼ばれ、文字通り粘着力の強い触手が輪を描いたように並んでいます。
粘着触手は樹状分岐した触手よりも明るい、または淡い黄褐色になるのが普通ですが、全く別色の赤や紫色になるものや蛍光色のものもあります。流通は少なく全体的に褐色中心ですが、探せば案外配色バリエーションが豊富で派手なものも多いイソギンチャク種です。

《生態ーミノイソギンチャクの世界へようこそ!》
最大で直径300mmに達する、大型のイソギンチャク種です。基本的には浅場の岩礁に棲息しますが、キッカイソギンチャクのように足盤(そくばん)を砂に埋もれさせている事はありません。グビジンイソギンチャクに似ますが、岩や石の割れ目や凹みでなく、岩や石の裏側(砂との接地面)に足盤をくっつけている事が多く、体壁をパイプタバコ状にくねらせ海面に向かって口盤を開いているイメージです。
体内に褐虫藻(かっちゅうそう)を共生させた好日性のイソギンチャクですが、普通に捕食もします。上述通り、触手の粘着力が強く捕食は上手な方です。
魚との共生関係はクマノミ種があり、相性あるとは思いますが特にカクレクマノミは気に入りそうです。他にもイソギンチャクエビ・アカホシカクレエビ・ホシナシイソギンチャクエビ・オドリカクレエビ・カザリイソギンチャクエビ・イソギンチャクモドキカクレエビなどのテナガエビ科が入る事が多い様に思います。
グビジンイソギンチャク同様、セクシーシュリンプの名でメジャー流通しているイソギンチャクモエビ(モエビ科)は中に入るというよりは「周辺でウロウロしている」イメージです。

《飼育》
◎水質
自然界では潮通しの良い場所を好みますので、飼育水槽でも清浄に越した事はありませんが、すぐに★になる事もありません。ただ、一度元気がなくなるとあまり回復は望めませんので、なるべく早めの対策が懸命です。
◎照明
中程度〜やや明るめを好みます。自然界ではほぼ9割の確率で、岩や石の裏側など影になる面に足盤をくっつけています(《生態ーミノイソギンチャクの世界へようこそ!》参照)。また好みの場所を見つけたら、頻繁には移動しません。本種を配置したい場所をある程度定めて、照明や水流ポンプの向き・ライブロックなどをレイアウトされると良いでしょう。
◎水流
中程度〜やや流れの早い場所を好みますので、要水流ポンプ。その際、スポンジフィルターなどの吸い込み事故防止対策をお薦めします。また火傷防止の為、ヒーターを使用されている方は、なるべく濾過層に設置した方が無難です。
◎給餌
切り身のエビや貝を口まで与える方法もありますが、触手の粘着力が強く捕食は上手な方ですので、ポンプ類電源OFF後、冷凍コペポーダなどを漂わす程度でも充分です。
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