= 今夜も販売会、はじまります =
先行販売 2019年2月14日午後09:00~2月15日午前08:59
一般販売 2019年2月15日午後05:00~2月15日午後23:59
=====================
クラウドファンディングReady for に挑戦中!!
ご支援(先行予約販売)・SNS拡散など
応援宜しくお願い致します。
ハンナ化粧品
=====================
サンゴ辞典 2
36キッカサンゴ属
《和名》キッカサンゴ
《学名》Echinophyllia aspera (Ellis & Solander, 1786)
エキノーフィーリア・アスペラ (エリス&ソーランダー,1786)
《分類》刺胞動物門>花虫綱>六放サンゴ亜綱 >イシサンゴ目>キクメイシ亜目
>ウミバラ科>キッカサンゴ属
《その他の区分》好日性サンゴ・ハードコーラル
《サンゴ体の径》約10mm
《生息場所》礁地内~リーフ外縁・水深3~5m

キッカサンゴの全体像です。画像は小ぶりな観賞用ですが、自然界では直径数メートルといったど迫力の群体も多く存在します。
《特徴》
小さな時は盤状になりますが、群体が成長しますと被覆状部が大部分を占め群体の中央部はかなり分厚くなっていきます。また、周縁部のサンゴ体以外はまっすぐに海面方向に向く傾向にあります。
本種は時折、近似種と混同されがちです。アナキッカサンゴに似ますが
①サンゴ体がよく突出している。
②共肉部のイボが莢丘部のイボより小さい。
以上の点から遠目にもサンゴ体がよく目立つ事で、すぐ区別出来ます。
自然界での見分けはもっと容易で、例えばヒラキッカサンゴには群体中央に巨大なサンゴ体がありますので、この点でも区別出来ます。

イボイボの中に触手を伸ばしているサンゴ体(ポリプ)が点在します。ひとつひとつのポリプの大きさは10mm程度。
《生態ーキッカサンゴの世界へようこそ!》
キッカサンゴは、ヒラキッカやアナキッカとか、ウスカミサンゴにトゲハナサンゴなど近似種がいくつかあるのですが、これらは全てウミバラ科で飼育方法が似ているせいか、ぜ~んぶまとめて「キッカサンゴ」の名で流通されている事が多いようです。
色彩はグリーン・レッド系の他、褐色・緑褐色・黒褐色とバリエーション豊かで、ひときわ鮮やかな発色ベースです。ポリプもほんのりオレンジやピンクなどお色気?たっぷり残念ながら日中はあまり開いてくれないので見られる事は少ないようです。それでもベース自体、キレイな発色のものが多いので観賞用として充分な役割を果たしてくれます。
外見はウスコモンサンゴにも似ますがあちらはミドリイシ科コモンサンゴ属です。本種はウミバラ科だけあって飼育は比較的に容易とされています。丈夫で毒性はかなり強く(この辺りもウミバラと同じ)共肉が触れたハードコーラルを溶かしてしまうので注意が必要です。
ところが何故かソフトコーラルは大丈夫なものが多く、この辺が不思議~なのですが・・・また、ウミバラみたいに攻撃触手を伸ばす事は稀なので、他のサンゴと「共肉同士がくっつかないように」という事だけ気をつければOK!と考えて良いと思います。
形状は均一ではありませんが、基本的に葉っぱ状の表一面だけですし、照明の強さも特に要求しませんので、レイアウトは意外と楽チンかもです。自然界では、礁斜面の深みやオーバーハングの下など、どっちかというと暗がりに生息している場合が多いです。
それから、非常に回復の早いサンゴとしても有名です。骨格は軽くて・もろいという難点がありますが、その分成長も早く小さな欠片からだって大きく育つのが特徴です。
例えば、周辺部が痛んでしまった場合・・・
放置するよりもむしろ思い切ってハサミで切ってしまった方が良いです。
但し、慎重に少しずつちょびちょび削ぎ取る様に切りましょう。
一週間もすれば「欠け」そのものの回復は先ですが、切り口などはほぼ目立たないくらい回復が早いです。

こちらの画像は蛍光グリーンの発色が綺麗です。本種は殆どが蛍光色です。
お魚との組み合わせですが、ハゼやハナダイなら問題なさそうですが、ヤッコ類はミドリイシ同様に要注意。個体差があると云われますが、どういうことなのかと申しますと、お魚にとればサンゴは「美味」らしく、一度味を占めたら最後、バリバリ食べられてしまいます。逆に一度も食した事なく、普段から充分に給餌しておれば食べる事はほぼありません。
《飼育》
◎水質
清浄に越した事はありませんが、デリケートになる必要もなさそうです。平べったいのでデトリタスには注意してください。放置するとそこから共肉が剥がれてきます。
◎照明
強い光は要求しないようです。どちらかというと他のサンゴの影とか、底面など照明器具と距離のある場所に配置した方が蛍光発色も維持出来るように感じます。イメージ的には「明るい場所の日陰」です。
◎水流
若干強めが好みな様にも思いますが、あまり「強すぎない水流」が「直接当たる」イメージですから、水流ポンプの利用をオススメ致します。
◎給餌
そんなに気を使わなくても良いようです。お手軽に済ませるなら液体フードを与えたりするも有りですが、天然海水を含んだ換水が有効的です。
コメント

コメントはまだありません。