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サンゴ辞典 2

*ニオウミドリイシ属

《生態ーニオウミドリイシ属の世界へようこそ!》
国内でこの本属に分類されているのは

・フトエダミドリイシ [Isopora brueggemanni(Brook,1893)]
・ヒラニオウミドリイシ[Isopora cuneata(Dana,1846)]
・ニオウミドリイシ  [Isopora palifera(Lamarck,1816)]

と、現在の所、この3種のみです(深〜い事情があって、現在「ニオウミドリイシ」サンゴ種の和名は登録されていませんが、この件についてはまた別の機会に…)。ミドリイシ科ではありますがこの「ニオウミドリイシ属」、以前はミドリイシ属の中の「亜属」で「Isopora属」と呼ばれていました。2007年、ついに「属」に昇格!したのですが、あまりこの事実は知られていません(日本だけ)。

更にこの事実を世に広める為「Isopora属」(亜種時代から和名が無かった)改め、2013年に「ニオウミドリイシ属」(新称)として提唱されたのですが、この事実はもっと知られておりません。確かにここ近々で専門的なサンゴ図鑑の新書や・改定版って聞かないですものね(´・_・`)このままではあまりに不憫なので、ブルラボがこの「サンゴ辞典」で広めたい( ̄^ ̄)ゞと思います(絶対無理・無理ぃ〜)。

それにしても何故この3種が同一属なのでしょう?その理由とは!!…すみませんm(_ _)m実は私にもよく分かりません。どなたかご存知の方あったら教えてください!!

と、云うもの、確かに莢やポリプの形は似ていますが、それだったらコイボミドリイシ[Acropora austera (Dana,1846)]も仲間に入れるべきでは無いか?という疑問が…

次に、「ニオウミドリイシ属」の大きな特徴は「枝の先端にある頭頂体ポリプと側生ポリプとの違いが不明瞭(頭頂体ポリプが無い・あるいは側生サンゴ体が無いという表現も有り)」と定義されています。確かにヒラニオウミドリイシやニオウミドリイシは頭頂体ポリプが無い。という他のミドリイシとは一線を画す独特の特徴を持っているが、フトエダミドリイシはどうなんでしょう。きっちり判る頭頂体ポリプが存在するではありませんか。

だからこの分類は腑に落ちないんです(ー ー;)何故なんでしょうね。形態的・生態的特徴と分子データを基に分類されているそうですが、学者レベルの難しい内容は我々一般ピープルには分かりませんよねー簡単に感じるとすれば、唯一骨格がずっしり重いって事が共通項でしょうか。他のミドリイシに比べ3種同じように思います。

ちなみに「Isopora」はそのまま「イゾーポラ」と発音して良いと思うのですが、英語風(母音が先頭にあると、例えば「I」は「イ」でなく「アイ」と読む)に「アイソポーラ」と発音される先生方も多いようです。スペルさえ合ってれば、どっちでも良い事なんですが…一応アナウンスしておきます。

それからもう一つ、この3種は学名としてSynonym(s)=シノニムつまり同義語の設定があります。

・フトエダミドリイシ[Acropora (Isopora)brueggemanni(Brook,1893)]
          または[Acropora brueggemanni(Brook,1893)]
・ヒラニオウミドリイシ[Acropora (Isopora) cuneata(Dana,1846)]
          または[Acropora cuneata(Dana,1846)]
・ニオウミドリイシ  [Acropora (Isopora) palifera(Lamarck)]
          または[Acropora palifera(Lamarck,1816)]

Acroporaって事は、つまり…ミドリイシ属でも構わない訳ですかね?(◎_◎;)まだニオウミドリイシ属っていうのが浸透していないせいでしょうか、日本海洋データーセンター(BISMaL)さんも弱気?なんでしょうか。よく分かりませんが、余計ややこしいです。

(⌒-⌒; )とかなんとか言ってる間に文字数の関係でm(_ _)mおしまいとし、下記、飼育の目安に移ります(ミドリイシ属とはちょっと異なる部分もあります)。

《飼育》
◎水質
清浄な水に越した事はありません。プロテインスキマーやカルシウムリアクターを設備される事をお勧め致します。ミネラル消費も高めです。また水温は低めの方が維持し易いように感じます。
◎照明
エネルギーの大部分を褐虫藻(光合成)に依存しています。太陽光に近い波長と考慮するならメタハラが望ましい、という事になります。自然界では日中とても明るく、午後になるとすぐ影になってしまうようなロケーションに生息する事が多い気がしますので、照射時間は短めが無難かもしれません。
◎水流
交差する波当たりの比較的強い場所に生息しますので、水流ポンプは最低2台あった方が良さそうです。
◎給餌
自然界ではプランクトンを捕食します。可能でしたら冷凍プランクトン類を1週間に1度程度給餌。又は天然海水での換水がお勧めです。

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《学名》Isopora brueggemanni(Brook, 1893) 
    イゾーポラ・ブルッジマーニ(ブルック,1893)   
《分類》刺胞動物門>花虫綱>六放サンゴ亜綱>イシサンゴ目>ムカシサンゴ亜目>ミドリイシ科>ニオウミドリイシ属

《その他の区分》好日性サンゴ・ハードコーラル
《枝径》約10~20mm
《生息場所》潮通しの良い礁池・水深2~5m

確かに「フトエダ」と名がつくだけの事はありますね。画像のものは特に太さが顕著です。

《特徴》
固着性の樹枝状群体で、枝は太く、枝先に低くて大きな中軸(頭頂体)ポリプがありますが、放射サンゴ個体(側生サンゴ体)より僅かに突出するのみで長くはありません。頭頂体の先端のすぐ下まで未発達の側サンゴ体があって、その為、中軸ポリプが不明瞭になり頭頂体らしいものが無い枝もみられますが、中軸ポリプが1個のみならず、2~3個並んでいる事もあります。

↑↑中軸ポリプが複数並んでいる枝先(中央)↑↑

側生サンゴ体は丸いイボ状で、ニオウミドリイシやヒラニオウミドリイシに似ますが、枝が細いのと頭頂体が見分けられる事で容易に区別出来ます。ボーンミドリイシは放射サンゴ個体が小さく、またコイボミドリイシは頭頂体が本種のように目立って大きくはないのでこちらも区別出来ます。

色彩は褐色・淡褐色または緑白色が普通で、先端部の色彩は淡くなる事が殆どです。サンゴ礁域に分布し、比較的波当たりの強い礁原や斜面上部に生息しますが、自然災害などで断片化した枝が転がり、比較的穏やかな場所に定着し無性増殖する事でも知られています。

↑↑中軸ポリプが不明瞭な枝先(右側)↑↑また、側生サンゴ体はコイボミドリイシと同じようにビーズ玉を枝にくまなく糊付けしたかの印象を与えます。綺麗ですね。


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《学名》Isopora cuneata(Dana,1846) 
    イゾーポラ・クニアータ(ダナ,1846)
《分類》刺胞動物門>花虫綱>六放サンゴ亜綱>イシサンゴ目>ムカシサンゴ亜目>ミドリイシ科>ニオウミドリイシ属

《その他の区分》好日性サンゴ・ハードコーラル
《イボの径》約2~3mm
《生息場所》礁池内~リーフ外縁の浅所

パッと見、コモンサンゴに見間違えそうですが、イボの上にしかポリプが配置されないので、本種だと判ります。

《特徴》
固着性の太く強固な群体で、板状や被覆状または塊状から太い腕のような枝を伸ばします。色彩は淡褐色・黄褐色が普通でイボの先は白っぽくなる事がありますが、画像のものはとても鮮やかな色彩をしていますね。

ズームイン!しますと、↑↑中軸ポリプらしきものは見当たりません↑↑でもサンゴ個体は確かにミドリイシのそれです。不思議ですよねー

「ミドリイシとしては骨密度が高く、骨格はずっしりとした重みを感じる・イボの径が2〜3mm・波当たりの強い場所に生息する事が多い・他のミドリイシと違う大きな特徴として頭頂体(中軸)ポリプが無い。」と、←ここまではニオウミドリイシと共通項です。

そうなんです。ヒラニオウミドリイシとニオウミドリイシは、他のミドリイシと一線を画して、通常凸部や枝先にある頭頂体ポリプ(側性ポリプより大きい或いは形状が違う)を持たないという、大変珍しい特徴を持っています。この為、共肉部が褐色だと遠目からはムサシサンゴに見間違える事もあります。

ねっ、遠目で上から見ると↑↑ムカシサンゴ↑↑に似てるでしょう?

では、よく似たニオウミドリイシとの違いを説明します。

「ニオウミドリイシ」
全体の形状:
群体は被覆状・直立板状・やや扁平の太い樹枝状になる。
ポリプの数:
盛り上がり部分のイボは、イボひとつに対して数個のポリプを持ち、それ以外はイボひとつに対して1〜2個のポリプがある。
イボの形状:
ヒラニオウミドリイシに比べ、イボはやや長く、腕(枝)先の方へ寝る傾向があり、イボ先の寝た方向へ莢(きょう)も流れるように付く。つまり、イボの先端は莢が流れた方向に切れるので、丸くはならず馬蹄(ばてい)形になる。

「ヒラニオウミドリイシ」
全体の形状:
ある程度の大きさの群体になると塊状部から太い腕のような枝を伸ばす。
ポリプの数:
ひとつのイボに対して1個のポリプを持ち、それらはイボのほぼ中央に位置する。
イボの形状:
イボはニオウミドリイシほど、長さが無く、莢(きょう)がイボの先端部に円錐形を描くように開き、馬蹄形にはならない。

お洒落でやっているかどうかは分かりませんが、この群体色によく映えるホワイト色のイバラカンザシ鰓冠(さいかん)が更に美しさを際立たせています。

「だから、どうよ?」と言われると、とっても困るのですが、ニオウミドリイシと比べるとはるかに生息数が少なく、現在の所、流通についてはニオウミドリイシ同様、皆無に等しいように思います。頭頂体を欠く事も含め、とても希少なサンゴ種だと思います。

ちなみに「ヒラニオウ」という和名から被覆状で枝が伸びないイメージがありますが、これは国内でサンゴの分類を始めた当初「たまたま・偶然・平たい被覆状の群体しか見かけなかった」という事に由来するそうですよ。


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《学名》Isopora palifera(Lamarck,1816)
    イゾーポラ・パリファル(ラマルク,1816)

《分類》刺胞動物門>花虫綱>六放サンゴ亜綱>イシサンゴ目>ムカシサンゴ亜目>ミドリイシ科>ニオウミドリイシ属

《その他の区分》好日性サンゴ・ハードコーラル
《イボの径》約2~5mm
《生息場所》礁池内~リーフ外縁の浅所

t1246_1.gifニオウミドリイシ

《特徴》
まず最初に、生態ーニオウミドリイシ属の世界へようこそ!にて上述していますが、現在、深〜い事情があって*「ニオウミドリイシ」は正式な和名では無くなっています。なので日本海洋データーセンター(BISMaL)さんでも「Isopora palifera(Lamarck,1816)」とのみ記載されています。過去は和名でしたし、今も準和名として広く世間で呼ばれているので、サンゴ辞典でもとりあえず和名として表記させて頂きますm(_ _)m

ニオウミドリイシ属は…

原生種として
◎フトエダミドリイシ[Isopora brueggemanni(Brook, 1891)]
◎ヒラニオウミドリイシ[Isopora cuneata(Dana, 1846)]
◎ニオウミドリイシ[Isopora palifera(Lamarck, 1816)]
◎オワンニオウミドリイシ(新称)[Isopora crateriformis(Gardiner, 1898)]
 噴火口(crateriform)という意味の種小名の通り,カップ状の群体形が本種の特徴。
◎トギアンニオウミドリイシ(新称)[Isopora togianensis(Wallace, 1997)]
 トギアン諸島でのみ生息が確認されている。

化石種として
◎(和名無し)[Isopora curacaoensis Budd and Wallace, 2008]
◎(和名無し)[Isopora ginsbergi Budd and Wallace, 2008]
 上記 2 種ともにカリブ海のキュラソー島(Curaçao)にある新第三紀(約 2400 万年前~約 200 万年前)の石灰岩
 から採集。
の7種が確認されていますが今の所、国内で本属に分類されているのはフトエダミドリイシ・ヒラニオウミドリイシ・ニオウミドリイシの3種。そして本種ニオウミドリイシはニオウミドリイシ属の本家的な存在という事になります。ヒラニオウミドリイシとの大ざっぱな違いはこのページの「ヒラニオウミドリイシ」《特徴》をご覧頂くとして、ここではニオウミドリイシの特徴を更に詳しく見ていく事にします。

先ずは群体の形状から。球状に近いもしくは凸状で普通は太い腕のような枝を伸ばすのですが、波当たりの非常に強い場所ではそのまま被覆状になります。他にもくさび状・柱状プレートや円筒形状の太い枝など多様で、枝の太さは15~150mm、長さは最大200mm程度になる事があります。また群体の表面には乳頭状突起もしくは粒状の突起が見られます。

t1246_4.gifニオウミドリイシ

それでは本種をズームイン!中軸サンゴ個体(登頂体ポリプ)は枝やプレートの先端部分では顕著で多く見られますが、放射サンゴ個体(側生ポリプ)よりも僅かに大きいだけなので不明瞭な場合も多く、どちらか見分けがつきにくいです。つまりヒラニオウミドリイシのように中軸サンゴ個体が全く無い(不明瞭という表現が適しているかも)訳ではなく、そう見えるサンゴ個体もあると解釈してください。またその中軸サンゴ個体とおぼしきサンゴ個体の外径は2.8~4.2mm(内径0.7~1.4mm)で、ヒラニオウミドリイシのサンゴ個体は一律外径1.5~3.1(内径0.5~1.0mm)ですから、本種の方がイボはかなりデカい!事が判ります。

次に放射サンゴ個体についてですが、短くて太い円筒形で長さは1~5mmで密生管状、莢壁(きょうへき)の外壁が肥大し、欠刻状の開口部を持ちますので、ちくわを斜め切りにしたような形状が多く、馬蹄(馬のひづめ)のような印象を持ちます。また他にも莢(きょう)部分がお花が咲いたような形状にもなります。更にイボ1個に2~3個のポリプを持つ事もあれば欠く(無し)ものもあり、付く位置もマチマチです。これに対してヒラニオウミドリイシは大きさ(長さ2.1~3.2mm)も形(管状~円錐状)もほぼ揃って、イボ1個に1個のポリプを持ちそれらはほぼ中央に位置するのが殆どですから、見た目の印象ではっきりと区別が付きます。

t1246_7.gifニオウミドリイシ

平均的に本種はヒラニオウミドリイシほど波当たり強い場所に生息する事はなく、波当たりだけで比較すると「ヒラニオウミドリイシ>ニオウミドリイシ>フトエダミドリイシ」の順で、光の強さも環境的に同じ順になります。




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